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エーテル (化学) : ウィキペディア日本語版
エーテル (化学)

エーテル (ether) は有機化合物の分類のひとつで、構造式を R−O−R'(R, R' はアルキル基アリール基などの有機基、O は酸素原子)の形で表される化合物を指す。また、エーテルに含まれる −O− の部分をエーテル結合という。また、溶媒としてのジエチルエーテルを単にエーテルということも多い。ジエチルエーテルが発見された際に、その高い揮発性を「地上にあるべきではない物質が天に帰ろうとしている」と解釈されたことから、古来天界の物質として考えられていたエーテルの名を援用して名付けられた。
なお、高揮発性の低沸点石油留分が名称の由来と同一発想で「石油エーテル」と命名され、実務分野ではそのまま定着しているが、石油エーテルは炭化水素のみで構成され化学種のエーテルを含んでいない。
== 命名 ==
IUPAC命名法のうち、使用頻度の高いものを示す。
#アルカンがアルコキシ基 (RO-) で置換されたとみなす方法(CH3-O-CH2CH3 = メトキシエタン)置換命名法
#エーテル結合上の2個の有機基の名称の後ろに「エーテル」と置く方法(CH3-O-CH2CH3 = エチルメチルエーテル)基官能命名法

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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